}

「現役のうちに保険営業のイメージを変えていきたい」

2022.06.162022.06.16

メットライフ生命保険株式会社/シニアエリートエイジェンシーセールスマネージャー  渡邉和広さん

天満橋のランドマーク的ビルOAPタワーに合うスーツ姿、一見強面の第一印象を良い意味で覆してくれる満面の笑顔で迎えて下さった渡邉さんは、人生に深く関わる生命保険を取り扱って25年。メットライフ生命保険株式会社セールスマネージャーワタナベ流人生のコンサルタントとしてのワークスタイルをお話し頂きました。

 

☆           

 

 

◆時間をコントロールできる仕事だから。

 

新卒から証券会社の営業マンとして日本全国の支社を経験し、「24時間戦えますか?」の時代を過ごしていた渡邉さんですが、15年目を期にメットライフ生命へと転職。

 

「人が転職を考える時って4つあると思うんですね。やりがいが感じられなくなるとか、労働時間に我慢が出来なくなるとか、あとは収入、そして人間関係、同僚だけでなく上司からの評価に納得できないとかね。

我々の業界を希望する9割は、稼ぎたいって方なんですけど、僕は時間だったんです。自分の時間確保のためには転職するしかない。そういうモチベーションでした。」

 

 

◆きっかけは、前の奥様が癌になられたこと。

 

当時の証券会社の勤務体制は朝の7時までに会社に入り、早く終わっても夜の21時、しかもインターネットやスマートフォンのない時代。早朝から机に張り付き、会議に出席し、足繁くお客様に通い夜中まで仕事というスタイル。日曜日には疲れて1日寝ているお父さんだった渡邉さんでしたが、奥様の病気をきっかけに、まだ小さかった二人の息子との生活、奥様の看病、治療費や生活費の工面など、今の働き方では難しいと考えた上での選択でした。

 

 

転職後は、4年間父子家庭で奮闘。

「毎日お昼には一旦家に帰ってね、僕料理できないんで、お惣菜を買って帰って、息子の帰りを待ってご飯食べさせて、じゃあまた行ってくるわ、って仕事に行ってましたね。授業参観や面談も全部ちゃんと行けたんです。時間がコントロールできるようになっていたから。息子はお父さんておもろいサラリーマンだって思ってたみたいです(笑)」。

 

 

◆へこたれないのは証券会社時代のおかげ。

 

転職の話をお父様に相談した際は「男とは一つの仕事を勤め上げるものだ、転職なんてとんでもない。」と猛反対されましたが、今はセールスマネージャー今までの証券会社でのキャリアを捨て飛び込んだ生命保険業界、ずっと順風満帆だったわけではないようです。

 

「実績で給料が決まる会社でしょ。手取りは98,000円なんてこともあって。借金ある上にこんな給料でどうやって生活していくんだ、って状態でしたよ。しかも成果が出なければ降格するのみ。」

 

 

元同僚で渡邉さんの事情もわかってくれていた方と二度目の結婚を決断するときは相当考えられたよう。

 

「男としてのプライドがありますからね。なんとか契約取らないとって必死に営業に回ったおかげで大口の契約を年払いでご契約頂けて。その給料で指輪買いました(笑)

大口の年払いとかしてくれる契約が取れれば別ですけど、月々の契約を積み上げていかないと給料はそんなすぐに増えないんです。今の奥さんには、半年だけ待ってくれ!って言って必死でがんばりました。証券時代の仕事へのスタンスが役に立ったと思います。

保険契約は不動産のように契約したら終わりではなくて、契約を積み上げていけば将来的には安定するんです。保険は一度ご契約頂いたら解約することはあんまり無いですから。」

 

 

◆生命保険営業「チーム渡邉」としてのスタイル。

 

 

コンサルタント(※メットライフ生命保険会社では営業職をコンサルタントと呼びます。)を7年間続けたのち、共に働けるチームを作るセールスマネージャーに。

 

「僕自身、保険会社に入って37歳からの15年が一番成長していると思う。」とご自身の経験をもとに、入社する年齢ではなく経験が人を成長させるという考えでチームを作ってこられた渡邉さん。

 

「チームが出来て人が増えてくると、中小企業の社長的感覚になってくるんですよね。どうやってみんなに給料を持って帰ってもらえるようにするか。もちろんその為には保険をご契約頂かないといけないんだけど、僕たちはサラリーマンじゃないから会社の商品を自分たちで選ぶことができる。お客様にジャストマッチしているかどうかの判断はお客様を知っているコンサルタント本人なので、自分のお客様のニーズに合ったプランニングをして、良いと思った商品を自分で決められる。今までお客様と面談頂いてプランのお話し五分、なんならご相談やよもやま話だけして帰ったり。月々払う金額じゃなくて、人生で保険をどう使っていただくか。それを考えるためには家計簿やお給料、貯金まで聞かないといけない。話だけで帰ろうとすると何しにきたんやって笑われますけど、そうやって信用していただければ後々ご契約に繋がったりする。僕自身が基本的にはそのスタンスでやってきて今に至るので、間違いではなかったと思っています。」

 

渡邉さんのチームは採用までに少なくとも6回面談されるそうで、多い時はなんと8回。渡邉さんを介して入社した人数は25年で30人近く。

 

「世間一般的な保険会社の印象って営業がゴリゴリであんまりいいイメージないでしょう?入社決まってからも、本当にいいのか、覚悟できてるかって聞くこともあります(笑)面談の最初は会社の説明、その後はチームリーダーである僕を知ってもらうことに費やします。人事の面接の上下関係ではなく同じテーブルについてなんでも聞いてくれって。それで僕のチームで働きたいと思ってくれたら働いて欲しい。同じく僕も一緒に働きたいと思えるかも面談でわかるから。」

 

現役のうちに生命保険のイメージを変えていきたいとおっしゃる渡邉さん。

ただパンフレットを見せて掛け金を計算する営業ではなく、人生を考えるきっかけを作る人生の相談相手が生命保険の仕事になっていくのではないでしょうか。

 

 

◆75歳まで定年伸ばしてくれないかなぁ(笑)

 

 

62歳になった今、すでに定年を迎えている学生時代からの同年代から変わらず仕事が出来て羨ましいという声をよく聞くそう。定年後のセカンドライフやゆっくり過ごすという選択肢もあるであろう年代ですが、渡邉さんはまだまだ先を見据えてらっしゃるようです。

 

「やっとチームが出来てきたなって思ったら、60歳過ぎてたんですよ。今のところ70歳でリタイアしないといけないので、次のリーダー作らなくちゃ。」

 

保険のことだけでなく、いろんなご相談をいただきながら相談事の得意なチームメンバーと同席で面談を行ったり、お困りごとの解決に渡邉さんの持つ人脈をご紹介したり、チームの力もつけていっておられるようです。父親のことを「面白いサラリーマン」だと言っておられた息子さんも数年前にチーム入りし、三世代ご契約頂いているお客様にもご紹介をされているそう。25年間の集大成に入っておられるのかと思いきや、現役続投の意欲を感じる一言が。

 

「健康で頑張ってたら75歳までリタイア伸ばしてくれないかなぁって思ってます(笑)

2人の孫のおじいちゃんでありながら、社会人の息子2人、そして大学生の息子がまだいるお父さんでもあるので(笑)」

 

夫であり、父であり、祖父であり。チームリーダーとしても働き続ける渡邉流ワークスタイルはまだまだ進化していくようです。

 

 

(取材・構成/TORQUE T.Teratani)

 

 

会社概要

メットライフ生命保険株式会社

本社所在地:東京都千代田区紀尾井町1番3号; 東京ガーデンテラス紀尾井町紀尾井タワー

https://www.metlife.co.jp/

 

 

関連記事